10月21日は「中性脂肪の日」

こんにちは。
高橋医院受付の岡本です。
10月の第3土曜日は、「中性脂肪の日」とされています。
この記念日は、一般社団法人中性脂肪学会によって制定されました。中性脂肪の啓発活動として、学術集会や市民公開講座などが開催されています。
健康診断でよく目にする「中性脂肪」は、体のエネルギー源となる重要な栄養素です。しかし、高すぎても低すぎても体に不調をきたします。
今回は、記念日にちなんで「中性脂肪」について解説します。
中性脂肪とは
血液中に含まれる主な脂質には、中性脂肪とコレステロールがあります。
中性脂肪は体内に最も多く存在する脂肪で、糖質とともに体の機能を維持するエネルギー源の一つです。
食事から摂取した脂質は、小腸や肝臓で中性脂肪に合成され、全身を巡ります。
エネルギーとして消費されなかった中性脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されます。皮下脂肪には体温を調節する働きがあり、内臓脂肪には内臓を保護する働きがあります。
一方、コレステロールは細胞膜の構成成分です。また、副腎皮質ホルモンや、消化・吸収を助ける胆汁酸などの材料になります。
中性脂肪の基準値
血液中の中性脂肪の基準値は、空腹時で30~149mg/dLです。
血液中の中性脂肪が150mg/dL以上になると、「脂質異常症(高トリグリセライド)」と診断されます。
一方、中性脂肪が29mg/dL以下の場合も異常値と判断されます。
中性脂肪が高いと体になにが起こる?
中性脂肪が血液中で増えすぎると、エネルギーとして消費されず、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されます。そのため、肥満になる可能性が高まります。
また、糖尿病などの生活習慣病や、心筋梗塞を発症するリスクも高まります。
中性脂肪が低くても良くない?
中性脂肪の値が低すぎると、疲れやすくなったり、体温を維持しにくくなったりします。
その結果、低体温になったり、手足が冷えやすくなったりすることがあります。
中性脂肪を減らそうとして過度な食事制限をすると、エネルギー不足によって体に不調をきたすおそれがあります。注意が必要です。
また、中性脂肪が低い原因として、過度な運動や疾患、体質、遺伝などが挙げられます。
中性脂肪を減らすには
食事内容を見直す
まずは、糖質や脂質を多く含み、中性脂肪が増えやすい食べ物の摂取を減らします。
白米の代わりに玄米を食べたり、バターの代わりにオリーブオイルなどの植物油を使ったりするとよいでしょう。
また、食物繊維には、コレステロールを体外へ排出する働きがあります。
ごぼうやホウレンソウ、アボカド、バナナなどの野菜や果物には、食物繊維が豊富に含まれています。積極的に摂取しましょう。
アルコールの摂取量にも注意が必要です。1日の飲酒量は、日本酒であれば1合、ビールであれば大瓶1本程度を目安にしましょう。さらに、週に1日か2日は休肝日をつくることをおすすめします。
1日の歩数を増やす
1日7,500歩以上歩くと、中性脂肪が下がると言われています。
通勤時に一駅歩いたり、エスカレーターやエレベーターの代わりに階段を利用したりするなど、歩く時間を増やしましょう。
まとめ
中性脂肪は、高すぎても低すぎても体の不調を引き起こします。
とくに近年は食生活が変化し、中性脂肪の増加によって生活習慣病になる人も増えています。
当院では、「生活習慣病検査」や食事指導を行っています。
「生活習慣病検査」には、中性脂肪の数値がわかる「脂質検査」が含まれています。
中性脂肪の値が高かった場合は、当院と一緒に食生活を見直し、健康的な生活習慣づくりに取り組みましょう。
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