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4月7日は、株式会社明治さんの商品「明治プロビオヨーグルトPA-3」が発売された日として「プリン体と戦う記念日」に制定されています。
PA-3乳酸菌は「プリン体と戦う乳酸菌」というキャッチコピーを持ち、プリン体への理解と、より健康的な食生活を送ってもらうことを目的にこの記念日が制定されました。
【プリン体は尿酸の素】
プリン体は、細胞の中にあるDNAとRNAに含まれる成分で、生物に不可欠なエネルギーの素となります。また、ほとんどの食べ物に含まれている「うまみ成分」がプリン体の正体です。
食べ物から摂取されたプリン体は肝臓で代謝され尿酸となります。たまった尿酸は、尿と一緒に体外へ排泄される仕組みです。
【尿酸と痛風の関係とは】
プリン体を過剰に摂取しすぎたり、尿酸の排泄がうまくいかなかったりすると、血液中に多くの尿酸がたまってしまう「高尿酸血症」となります。この状態が続くと、尿酸が関節などに沈着し結晶化を起こして尿酸塩に変化します。
この尿酸塩によって引き起こされる関節炎などのさまざまな症状が「痛風」です。痛風の関節炎は「急性痛風性関節炎」と言い、患部が腫れるほか、強い痛みが伴います。ほかに、腎臓障害や尿酸結石なども尿酸塩が原因の病気です。
【痛風予防は日ごろの食生活から】
痛風の発作は、揚げ物とお酒が大好きという体格の良い男性に起こりやすい傾向があります。太るとインスリンの分泌が過剰になり、尿酸が排泄されにくくなるうえ、アルコールの利尿作用で体内の水分が少なくなり、尿酸が結晶化しやすくなるのです。
痛風予防は、規則正しくバランスの良い食事と適度な運動が大切です。健康診断で「尿酸値が高い」と言われたら暴飲暴食を控えて生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
【痛風発作は特に夏場に要注意!】
運動不足や筋トレのしすぎ、内臓脂肪の蓄積やメタボ体形も尿酸を排泄する量が少なくなると言われています。
また、夏場は汗で体内の水分が少なくなり、尿酸が結晶化しやすくなります。
尿酸は、尿と一緒に排泄されますので、排泄を促すためにも1日2Lを目安にしっかり水分を補給しましょう。ただし、果糖の多い飲み物は肥満や痛風リスクを高めてしまうので飲み過ぎには注意しましょう。