こんにちは。
高橋医院、受付の岡本です。

2月22日は、英語でひざを意味する「knee(二―)」と2をかけた語呂合わせから、「ひざイキイキの日」に制定されています。

「ひざイキイキの日」は、ひざの健康を維持し健やかに暮らせることを願い、ひざの病気と治療法を正しく発信することを目的としています。そこで今回は「変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)」について、解説していきたいと思います。

【ひざが痛み出したら要注意】
ひざに痛みを感じ出したら、歩きすぎやひざの炎症、水がたまっているサインかも。30代ぐらいの方でスポーツや肉体的な重労働をされている場合は、半月板やじん帯の損傷が痛みの原因である可能性が高くなります。
また、ご高齢の方で、立ち上がるときにひざに痛みを感じる場合は「変形性膝関節症」であることが多く、ほかにも「関節リウマチ」といった病気の場合もあります。

【変形性膝関節症ってどんな病気?】
「変形性膝関節症」は、ひざの関節にある軟骨や半月板がすり減って、骨が変形してしまう中高年に多い病気です。ひざを動かすと痛みを生じたり、曲げ伸ばししにくくなったりして、最終的には歩くのも困難になります。この症状は少しずつ進行するため、早めに治療を始めましょう。

【痛みを感じたら、ひざに負担をかけない】
痛みを軽減するにはひざに負担をかけないための工夫が必要になってきます。和式の生活は、ひざに負担をかけることが多いため、まずは日常の生活スタイルをベッドやテーブル、椅子を用いた洋式に変えてみましょう。
さらに、ひざのためのストレッチや、足の筋肉を鍛えるトレーニングを日課にすると、変形性膝関節症の予防になります。

【ひざに違和感や痛みを感じたら早めに受診を】
変形性膝関節症は、放っておいても治らないため、ひざに違和感や痛みを覚えて症状が続くなら、整形外科を受診してください。
また、運動や食事による適切な体重の維持や体重のコントロールも、ひざへの負担を軽減させるのに有効です。予防や早期受診・早期治療で「ひざイキイキ」を目指しましょう。