こんにちは。
高橋医院、受付担当の岡本です。

12月11日は胃腸の日ということをご存じですか?
日本OTC医薬品協会により、「胃にいい」という語呂に合わせて制定されました。

今回は胃腸の日にちなみ、胃腸を健康に保つポイントや、胃腸の不調で起こる主な症状と対策についてお話しします。

【健康な胃腸を保つポイントは?】

*1日3食の規則正しい食事と腹八分目を心がけましょう。
*暴飲暴食を避け、バランスの良い食事をとることも重要です。脂っこい食事や飲酒は胃腸の負担となります。
*上手なストレス解消法を見つけておくと安心です。ストレスは胃腸の他にもさまざまな不調を招きます。
*喫煙を控えることもポイントです。タバコは血管を収縮させる作用があり、胃腸以外にもさまざまな病気を引き起こします。

【胃腸が不調になる主な原因は?】

胃腸が不調になる原因は、主に胃酸過多と胃腸機能の低下の2つです。

1.胃酸過多による不調

空腹時の胸やけ、キリキリとした胃の痛み、喉のあたりにすっぱいものが上がってくるといった症状は、胃酸過多です。
あまりにも頻繁にこのような症状がおこる場合は「逆流性食道炎」という病気の可能性もあります。
このような症状には、H2ブロッカーや制酸薬、胃粘膜修復薬などの薬が効果的です。

2.胃腸の機能低下による不調

お腹が張る膨満感や、胃のもたれ、食べたものがずっとお腹に残っていてお腹が減らないといった症状は、胃腸機能の低下により起こります。
加齢やストレスに加え、よく噛まないことや食べ過ぎが原因で起こります。
胃炎や胃けいれんなどが起こりやすく、ひどいと胃潰瘍につながる恐れもあるため注意が必要です。
胃腸の機能低下を感じたら、まずは消化薬や健胃薬、原因がはっきりしない場合は総合胃腸薬を服用してみましょう。

◆【症状が重い場合や長引くときは迷わず受診を】

症状が重いときや薬を飲んでも改善されない、薬の服用を止めると症状がぶり返すなどの場合は、速やかな受診がおすすめです。
胃腸の不調は、大きな病気の兆候である可能性もあります。
「いつものことだから」と油断せずに、当院にご相談ください