こんにちは。
高橋医院、受付の岡本です。

7月14日は「な(7)い(1)し(4)」の語呂合わせによる「内視鏡の日」です。
内視鏡医学のさらなる発展と普及を願い、公益財団法人 内視鏡医学研究振興財団が制定し、日本記念日協会の認定を受けました。
今回は「内視鏡の日」にちなんで、内視鏡のお話をしたいと思います。

【日本で開発が進んだ内視鏡(胃カメラ)】

1950年の日本で、世界で初めてカメラによる胃内撮影に成功し、1952年には世界初の胃カメラが日本で誕生しました。
その後、1964年にはリアルタイムに観察できる胃カメラ(ファイバースコープ付き胃カメラ)が登場し、さらにビデオカメラを内視鏡に組み込んだビデオスコープ(電子スコープ)と開発が進みました。
現在、内視鏡システムとスコープを組み合わせることで対象領域も広がり、内視鏡検査の診断・処置といったさまざまなシーンで欠かせない存在となりました。
「胃カメラ」という名称は、今はほぼ内視鏡の通称として用いられています。

【早期発見の重要性】

昔から日本では胃がんの発生が多く、胃がんの早期発見のための検査技術が進んでいます。
そして、内視鏡検査で胃の中を直接観察できるようになってからは、胃がんの診断は劇的に向上しました。
胃がんも大腸がんも早期に発見し治療すれば、治癒する可能性が高くなります。
早期のがんでは自覚症状を感じないことが多いため、内視鏡検査での早期発見が重要になります。
医療技術の進歩に伴い、小さなポリープや早期の病変であれば、内視鏡で切ることも可能です。

【胃がん、大腸がんの早期発見のために】

当院では、胃がん、大腸がんの早期発見のために、胃・大腸内視鏡検査に力を入れており、荒川区の胃がん検診(内視鏡検査)の実施医療機関になっています。

また、保険診療では、少量の麻酔薬(鎮静剤・睡眠薬)を注射して行う内視鏡検査も実施しています。
嘔吐反射の強い方、検査に対する不安の強い方におすすめです。
随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。