こんにちは。
7月21日は「神前結婚式の日」です。
1900年に大正天皇(当時の皇太子)がご結婚されたこと、そして翌年、東京大神宮で初の一般向け神前結婚式が行われたことに由来しています。
神前式に限らず、結婚式の準備期間はストレスや疲労が蓄積しやすく、体調管理が欠かせません。
今回は、忙しい花嫁・花婿も実践しやすい結婚式準備期間のセルフケアのポイントをお話しします。
【結婚式の準備期間に体調を崩しやすい理由とは】
結婚式の準備では、会場や衣装選び・スケジュール調整・ダイエット・スキンケアなど、普段とは違う慣れない作業や活動が続きます。そのため、気付かないうちに疲れがたまっていることがあります。
特に、ストレスや心身の疲れによる睡眠不足、不規則な食事による栄養不足が重なると、体の免疫力が下がりやすくなります。その結果、風邪などの感染症にかかりやすくなる他、発熱・喉の痛み・じんましん・ニキビ・口唇ヘルペスなど、さまざまな体調不良につながることがあります。
【食事で整える「内側からの健康」】
肌と心身の調子を整えるには、栄養バランスの取れた食生活が重要です。
主食は食物繊維が豊富な玄米などの全粒穀物、主菜はたんぱく質豊富な鶏むね肉や魚、副菜はビタミンA・C・Eが豊富な緑黄色野菜を意識しましょう。これらの食材は、血糖値の急上昇を防ぎ、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌も促します。
さらに、納豆やヨーグルトなどの発酵食品で善玉菌を、昆布などの海藻類で食物繊維を積極的に摂取すると腸内環境が整い、肌トラブルの予防につながります。
また、結婚式直前の無理な食事制限や過度な減量は、かえって免疫力の低下につながります。心身の健康と美肌を手に入れるためには、結婚式の準備中から少しずつ、栄養バランスの良い食習慣に変えていくことが大切です。
【結婚式の準備で忙しいときこそ良質な睡眠が重要】
肌のターンオーバーやホルモンバランスを整えるには、質の良い睡眠が欠かせません。寝る直前のスマートフォンの使用は控え、夜は寝室を暗くして深夜0時前には就寝し、朝は7〜8時ごろに起きるなど、規則正しい生活リズムを心掛けましょう。
また、就寝後の3時間で分泌される「成長ホルモン」は美肌づくりにも大きく関わります。
さらに、日中に10分ほどの軽い運動やヨガ、瞑想を取り入れると、自律神経が整いやすくなり、良質な睡眠をとることができます。
【結婚式当日までにやるべき「不安」との付き合い方】
結婚式直前の1週間は、準備が大詰めで疲労がピークに達しやすい時期のため、体調管理が何よりも大切です。結婚式当日を元気な状態で迎えるために、栄養バランスの良い食事と十分な睡眠時間の確保を意識しましょう。
もし、少しでも体調に違和感がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。その際、「結婚式が近い」ことを伝えると、必要な対応をスムーズに受けることができます。
★【まとめ】
結婚式を最高のコンディションで迎えるには、バランスの良い食事・質の高い睡眠・適度な運動を心掛け、ご自身の体調の変化に敏感になることが不可欠です。
当院では内科全般から発熱外来まで予約制で幅広く対応し、院内感染対策も徹底しています。
少しでも不安や不調を感じたら、我慢せずにお気軽にお問い合わせください。