「自助」の意識で始める健康管理

 

こんにちは。高橋医院 受付の岡本です。
5月28日は「自助の日」です。
豊かな人生を送るために自ら将来の準備をする「自助」について考える日として、生命保険協会が制定しました。
日付は、4つの葉のクローバーよりも葉が1枚多い「五(5)つ(2)葉(8) =(いつつば)」の語呂合わせに由来しています。
5つ葉には一つひとつの葉に意味が込められており、「希望・知恵・財運・健康・愛」の意味があります。
「自助」とは、自分の生活課題を自分で解決しようとすることです。
今回は、自助による健康的な未来を守る方法についてお話しします。
【健康・医療の観点から考える自助】
健康や医療の面では、健康管理や予防医療、生活習慣を整えたりすることが「自助」にあたります。
そのため、自身の生活を見直して、健康のためにできることに取り組むことが大切です。
《自助の第一歩は、日々の健康管理から》
自助の基本は、自分の健康に気を配ることで生活習慣病を予防し、健康に過ごすことです。
また、病気やけがを防いで健康寿命を延ばす「予防医療」への取り組みも自助のひとつです。
たとえば、健康診断の受診や適度な運動、栄養管理に気を付けるなどが「予防医療」にあたります。
具体的には以下の4つが挙げられます。
・適度な運動:1日数回10分程度歩く
・バランスのとれた食事:たんぱく質・脂質・炭水化物をバランスよくとる
・十分な睡眠時間の確保:成人は6.5~7時間、65歳以上は6時間ほど睡眠時間を確保する
・定期的な健康診断:1年に1回以上受ける
ただし、健康や体調を自分ひとりで管理することは難しいこともあります。
体調の変化に気付けないこともあるので、必要に応じて病院や地域の制度などを利用することが大切です。
【健康に過ごすためのセルフケア】
日常生活の中で、自分の健康を守る工夫はたくさんあります。
ここでは、今日からできる簡単な取り組みをご紹介します。
《健康的な食生活》
栄養バランスのよい食事は体調を整えるだけでなく、栄養の吸収を助ける働きもあります。
野菜を先に食べる、よく噛んで食べるなど、食事の仕方にも気を配ると、より効果的です。
《軽い運動を取り入れる》
日常生活の中に軽い運動を取り入れるだけでも、体力の維持・免疫力の強化・ストレスの解消につながり、生活の質向上が期待できます。
早歩きや階段の利用、簡単なストレッチなど、適度な運動を意識的に取り入れましょう。
《お口のケアで健康を守る》
お口のケアを怠ることで、お口の機能が低下すると食欲不振を招き、健康を維持するために必要な栄養が十分にとれなくなる場合があります。
栄養不足は運動機能や代謝の低下、気分の落ち込みを引き起こし、さらなる食欲不振を招くという、悪循環に陥るリスクがあるため、適切なお口のケアが重要です。
そのため、定期的な歯科検診や食後の歯みがき、フッ化物(フッ素)が配合されたデンタルグッズを使用したお口のケアを行い、お口の中の健康を守りましょう。
《生活習慣を振り返る》
自分の健康における課題や問題点を理解することも重要です。
「最近、しっかりと眠れているか」「ストレスがたまっていないか」といったことを振り返りましょう。
自分自身の体と心に向き合い、改善できる部分は、積極的に改善することが大切です。
【未来の自分の健康のために、すぐにできる取り組み】
将来の自分の健康を守るためにすぐできる取り組みは、今を健康的に過ごすことです。
バランスのよい食事や適度な運動、十分な睡眠の確保などを心掛けましょう。
また、積極的に健康診断を受け、自身では気付けない不調や異常を素早く見付けることも重要です。
いつまでも健康であり続けるために、今日からできることを、実践してみてください。
☆【まとめ】
未来の健康を守るためには、予防医療に努めることが重要です。
なかでも定期的な健康診断は、病気の早期発見や予防につながるため、定期的に行いましょう。
ぜひ、当院の健康診断を予防医療にご活用ください。