こんにちは。
8月10日は「健康ハートの日」です。
日付が「ハート(810)」と読めることから、日本心臓財団が記念日として定めました。
今回は心疾患の原因や症状、心疾患を予防するための生活習慣の改善方法についてお話しします。
【「健康ハート10か条」の目的】
「健康ハートの日」を定めた日本心臓財団は、生活習慣を見なおすための「健康ハート10か条」を提唱しています。
「健康ハート10か条」は、心疾患の予防のために日常で実践できる行動指針です。
意識して取り組むことで、さまざまな生活習慣病の予防にも役立ちます。
ぜひ生活の中に取り入れてみてください。
【生活習慣に起因する心疾患】
生活習慣に起因する、主な心疾患は狭心症と心筋梗塞です。
それぞれ発症の原因と症状は以下の通りです。
《狭心症》
狭心症は、心臓の血管である冠動脈が狭くなることで心筋に供給する血液や酸素が不足する病気です。
突然胸が痛む、胸が締め付けられるような圧迫感などの症状が現れます。
《心筋梗塞》
心筋梗塞は、冠動脈が完全に詰まることで引き起こされる病気です。
心筋梗塞の症状には、激しい胸の痛みや締め付け感、息苦しさ、冷や汗、吐き気などがあります。
【生活習慣の改善で予防する】
心疾患を予防するための生活習慣のポイントをご紹介します。
《栄養バランスの取れた食事》
脂肪分・塩分・糖分の摂取量を管理して、栄養バランスの取れた食事を心掛けましょう。
食事の時間が不規則だったり、食事を抜いたりすると、体が飢餓状態になりエネルギーを蓄えやすくなってしまいます。
腹八分目を意識して、ゆっくりよく噛んで食べることが大切です。
《適度な運動》
適度な運動は、心臓血管系の強化や体重管理に効果があります。
ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動は、心拍数を上げて心肺機能を向上させ、血圧のコントロールに寄与します。
急に運動を始めるのが難しい場合は、散歩をして歩く機会を増やしたり、階段を利用したりするなど、運動習慣を身に付けることから始めてみましょう。
《ストレスの管理》
ストレスは不眠や過食につながります。
過度なストレスは避け、好きなことを楽しむなど工夫をしてストレス解消をしましょう。
《飲酒》
過剰な飲酒は、不整脈のリスクを高めます。
休肝日を設けて肝臓を休ませ、適度な飲酒量を心掛けましょう。
《喫煙》
喫煙は動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。
喫煙者は禁煙を目指しましょう。
すぐに禁煙が難しい場合は、喫煙本数を減らすことを意識することが大切です。
【定期健診を受けて予防する】
心疾患を予防するためには、定期的な健康診断を受けることが大切です。
健康診断を受けることで、病気や危険因子を早期に発見し、適切な対策が取りやすくなります。
また、健康診断の結果を基に、医師から健康管理のアドバイスやサポートを受けることができます。
これにより、生活習慣を改善し、心疾患の予防や進行防止に役立てることができます。