こんにちは。高橋医院受付の岡本です。
8月20日は「蚊の日」ですが、なぜそう呼ばれているのでしょうか?
1897年のこの日、イギリスの医学者であるロナルド・ロスが、蚊の体内からマラリアの原因となるマラリア原虫を発見。
世界中で「蚊の日(世界蚊の日)」と呼ばれるようになりました。
今回は「蚊の日」にちなんで「蚊」の活動時期や予防対策・対処法についてご紹介します。

蚊の活動時期はいつ?

蚊の活動時期は夏のみと思っている方も多いのではないでしょうか。
種類にもよりますが、蚊は通年活動をしているといわれています。
では、どの時期が一番活発になるのでしょうか。

主な活動時期は7月から9月

蚊の活動する条件には気温が関係しており、最も活発になるのは一般的に22度~30度の間といわれています。
夏の朝方や夕方、気温が25度前後になる時間帯が最も活動的です。
一方で、蚊は高温に弱く、気温が35度以上になると動きが鈍くなるため、日中は蚊の姿を見かけることが少なくなります。
しかし、軒下や木陰などの涼しい場所に身を潜めている可能性があるため、油断はできません。
蚊も私たちと同様に、夏場は涼しい場所や気温を好みます。私たちが快適と感じるような場所こそ、とくに注意が必要です。

蚊の予防対策と対処法

蚊の習性を把握することで、より効果的な対策を実施することができます。
また、刺された場合の適切な対処法を知ることも、炎症を最小限に抑えるために重要です。
そこで、蚊に対する予防対策や刺された後の処置方法について詳しくご紹介します。

蚊の予防対策

蚊は、基本的に熱・二酸化炭素・臭いに引き寄せられる性質を持っています。
さらに、黒いものや汗に含まれる成分などにも反応します。
蚊の習性を理解した上で、以下の対策を実施しましょう。

  • こまめに汗を拭いて、体温を下げる
  • 明るめの服を着用し、露出を避ける
  • 臭いが出やすい足裏を清潔に保つ
これらの対策以外にも、蚊が発生しにくい環境づくりも重要です。
水のたまり場を作らないようにしたり、雑草をこまめに処理するなどの対策をしっかりと行い、蚊に悩まされることのない生活を送りましょう。

蚊に刺されたら?

蚊に刺された際は、以下の手順に従って処置を行いましょう。

  1. 患部を冷たいタオルや水で冷やす
  2. 患部を洗い流す
  3. 虫刺されの市販薬やクリームを塗る
かゆくても掻き壊さないことが重要です。
掻くことで患部が傷つき、跡が残りやすくなる可能性もあります。
また、炎症が広がる原因となりますので、かゆみを緩和するために患部をたたく行為も避けます。
数日経っても炎症やかゆみが改善されない場合や症状が悪化している場合は、医療機関を受診してくださいね。

まとめ

今回は「蚊」の活動時期や予防対策・対処法について解説しました。
蚊の活動条件や習性を知っておくだけでも、蚊に刺されるリスクは減らすことができます。
また、対処法についても同様です。
万が一、蚊に刺されたとしても正しい知識で対処し、炎症の悪化を防ぎましょう。
この記事を参考に、できるところから蚊の対策をはじめてくださいね!
最後に、重要なポイントを以下にまとめます。

  • 蚊の活動は夏の朝夕がピーク
  • 蚊の習性を理解する
  • 蚊に刺されたら患部を刺激せず、まず冷やす
これらのポイントを押さえておくだけでも、十分な対策になります。
予防と対処をしっかり行い、蚊に悩まされることのない快適な夏を過ごしましょう!