当院の外科外来では、外傷に対する縫合(ほうごう)処置・熱傷やけど・突き指・捻挫(ねんざ)・打撲などをはじめとした日常的な怪我や、床ずれ・褥瘡(じょくそう)の治療を行っています。
当院にはない高度な医療設備が必要な場合は、適切な診断に基づいて専門の病院や医師をご紹介します。
取り扱っている主な疾患
切り傷
切り傷に対して、縫合処置を行います。
やけど・すり傷
やけどやすり傷に対しては、痛みが少なく早く治る湿潤(しつじゅん)療法を行い成果をあげています。
床ずれ・褥瘡
床ずれ・褥瘡に対して、開放性ウェットドレッシング療法、いわゆる「ラップ療法」を行っております。
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
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9:00~12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
14:30~18:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
土・日・祝・祭日も休まず診療。(年末年始は休診とさせていただきます)
湿潤療法について
当院では、やけどやすり傷の処置に「湿潤療法」を行っています。
原則は
- 傷を乾かさない。
ガーゼや軟膏は使用しません。 - 傷を消毒しない。
ヨーチンやオキシフルのような消毒薬は一切使用しません。
水道水で傷を洗浄するだけです。
の二点です。この方法ですと、傷の痛みが少なく、かつ傷跡がほとんど残らずに治療ができます。
写真は6才男児の右ほほの擦り傷です。ガーゼの代わりにディオアクティブというものを一日一回取り換えるだけです。
数日できれいに治ってきます。この間、消毒やガーゼは一切使用しません。
床ずれ・褥瘡に対する「開放性ウェットドレッシング療法」について
床ずれ・褥瘡には「開放性ウェットドレッシング療法」を行っています。
黒く変色した皮膚を切除し、褥瘡を水道水で洗浄し、紙おむつを入れた穴あきポリエチレン袋を毎日交換するシンプルな方法です。
この方法ですと在宅でヘルパーさんやご家族にも褥瘡の治療が可能です。
- 1.霧吹きを使って洗浄
- 仙骨部の2度の褥瘡です。
霧吹きを使って水道水で瘡を洗浄します。
- 2.ラップを貼り付け
- ラップを貼り付けます。
- 3.ラップの周囲を固定
- ラップの周囲を紙テープで固定します。
- 4.およそ13週でここまで治ります
- 1~3までの褥瘡の処置は、短時間で出来る処置です。
毎日一度この処置(1~3)を繰り返 し、およそ13週でここまで治ります。